パッケージデザインを依頼時の注意点とは?信頼できるデザイナーの選び方も解説!

商品を手に取る瞬間に必ず目にするパッケージデザインは、商品の第一印象を決定し、購入意欲に直結する重要な要素。

商品の特徴や魅力を最大限に引き出すには、専門会社への依頼が効果的です。

この記事では、パッケージデザインの依頼時の注意点信頼できるデザイナーの選び方を詳しく解説します。イメージ通りのデザインを実現するにあたって役立つポイントがわかるので、ぜひ参考にしてくださいね。

パッケージデザインとは?デザイン制作会社への外注がおすすめな理由

パッケージデザインは商品の包装や容器のデザインを指し、商品の保護だけでなく「商品の顔」としての役割があります。

消費者に一目で商品を認識させ、購買意欲を引き出すためには、魅力的で分かりやすいデザインが必要です。

デザイン市場や流行、実績などを考慮すると、専門的知識と技術を持つデザイン制作会社への外注が費用対効果が高いといえるでしょう。

プロのデザイナーによる高品質なデザインが実現でき、売上向上や自社リソースの節約にもつながります。

パッケージデザインを依頼する際の注意点

パッケージデザインを依頼する際は、以下の3つに注意しましょう。

  • デザインコンセプトをもとに新たな切り口を取り入れる
  • 料金とクオリティのバランスを考慮する
  • スポットではなく長期的なデザイン戦略を見据える

順に詳しく解説します。

デザインコンセプトをもとに新たな切り口を取り入れる

パッケージデザインを依頼する際は、商品のデザインコンセプトを明確にしましょう。

その上で、従来のデザインに固執せず、コンセプトをもとに商品の価値を新たな切り口で伝えることが大切です。

たとえば、オーガニック商品のコンセプトなら、新たな切り口として素材の産地や生産者のストーリーをイラストや文章で紹介すると消費者の感情的な結びつきを促進できるでしょう。

専門知識と経験豊富なデザイナーに依頼し、さまざまな切り口から提案を受けることをおすすめします。

料金とクオリティのバランスを考慮する

デザイン料金が安ければ良いわけではなく、料金とクオリティのバランスを考慮することが重要です。

予算内で最大の成果を得るためには、ディレクション費や原材料表記などの費用をチェックし、ポートフォリオや実績でデザイナーのクオリティを判断しましょう。

特に初めて依頼する方には、シンプルで分かりやすい価格設定の会社を選ぶことがおすすめです。

スポットではなく長期的なデザイン戦略を見据える

パッケージデザインは単発の依頼に留まらず、長期的なブランド戦略を見据えることが自社の成長につながります。

売上向上のプロセスにおいて、デザインはあくまで一つの要素。長期的なデザイン戦略やブランディングが必要不可欠となるのです。

信頼できるデザイナーとの長期的なパートナーシップを築くことで、質の高いデザインを継続的に提供してもらえ、ブランドイメージの統一と消費者の信頼感を高めることができます。

パッケージデザイン制作の詳しいプロセスは、「おしゃれなパッケージデザインの作り方は?パッケージデザインの5つの役割と作るプロセスを解説」をご覧ください。

パッケージデザイン依頼の際にデザイナーと共有すべき4つのこと

パッケージデザイン依頼の際は、理想のデザインに仕上げてもらうためにデザイナーとのコミュニケーションが欠かせません。以下の4つのポイントをデザイナーと共有し、自社の商品の魅力を最大限に引き出せるデザインを制作しましょう。

  • 1. 『商品コンセプト』:商品の強みや魅力を具体的に伝える
  • 2. 『完成イメージ』:見本をもとに多様な視点を取り入れる
  • 3. 『デザイン制作スケジュール』:印刷納期を考慮する
  • 4. 『作業内容・追加料金の有無』:不要なトラブルは回避する

詳しく解説します。

1. 『商品コンセプト』:商品の強みや魅力を具体的に伝える

デザイナーに商品の強みや魅力を具体的に伝えることで、より良いデザインが生まれます。

商品の目標や仕様、魅力などを詳細に説明し、商品仕様テキストや画像、競合情報を提供するとイメージしやすく、効果的。

また、デザインの完成イメージや要望について、決定していることと未定のことを明確にしておきましょう。

2. 『完成イメージ』:見本をもとに多様な視点を取り入れる

消費者の目を引くパッケージデザインを実現するためには、デザイナーのクリエイティブな視点が必要です。

理想のパッケージデザインを目指すために、デザインの完成イメージとなる見本を提供し、デザイナーに多様な視点を取り入れて制作してもらうことをおすすめします。

クリエイティブなアイデアを提案できるよう、準備できる素材は可能な範囲でそろえましょう。

3. 『デザイン制作スケジュール』:印刷納期を考慮する

デザイン制作スケジュールだけではなく、印刷納期も考慮することで、スムーズなプロジェクト進行が可能になります。

通常、パッケージデザインには2ヶ月、印刷には数日から数週間かかるため、少なくとも2〜3ヶ月前には依頼するのが理想です。

ギリギリのスケジュールではクオリティに影響が出る可能性もあるため、デザイナーとの密なコミュニケーションとスケジュール管理は徹底しましょう。

4. 『作業内容・追加料金の有無』:不要なトラブルは回避する

契約内容をしっかり把握し、作業内容や追加料金について事前に確認し共有することで、後々のトラブルを回避できます。

依頼範囲の超過や追加料金発生などの問題を防ぐため、初回打ち合わせで要望を明確に伝え、作業内容をすり合わせましょう。

また、法的な知識は詳しくなくていいものの、商品販売や広告表現に関する基本的な法的決まり(薬機法景表法)や、著作権についても双方で確認することが大切です。

意外と難しい?パッケージデザイナーの選び方のポイント

信頼できるデザイナーを見つけることは簡単とは言えません。以下のポイントをおさえ、自社にニーズに合うデザイナーを見つける一助としてください。

  • デザイナーは大きく分けて2種類
  • 選び方のポイント① デザインテイスト・クオリティ・デザイン権利
  • 選び方のポイント② コミュニケーションの相性・提案力
  • 選び方のポイント③ 料金・納期

依頼相場の比較も参考にしてください。

デザイナーは大きく分けて2種類

パッケージデザイナーは大きく分けて2種類あります。

①クリエイティブな発想で新しい視点を提案するデザイナーは、従来のデザインにとらわれない提案を求める方に最適でしょう。

コンセプトを固めた上でデザインを任せるため、価格は少し高めになります。

②ある程度作りたいイメージを基に具現化することが得意なデザイナーは、従来のデザインを踏襲するシリーズ商品などに適しています。

事前に具体的なイメージを考えておく必要がありますが、価格は多少安めです。

自社のニーズに合ったデザイナーを選ぶため、次項でそれぞれの価格相場を把握しましょう。

パッケージデザイン依頼相場の比較

ここでは、複数のデザイン会社のパッケージデザイン依頼相場をご紹介します。費用対効果を考慮して選びましょう。

詳しい料金相場については「【2024最新】パッケージデザインの料金相場は?料金一覧、依頼先を決めるポイントも解説。」をご参照ください。

■①クリエイティブな発想で新しい視点で提案をするデザイナー 

参考価格作業範囲に含まれるもの
A社:20万~50万円・箱の基本料金・特殊パッケージ形態・商品裏面の表記
※特殊印刷、加工、製造費用は別途必要
B社:9万~35万円超・箱/袋の基本料金・容器からの提案・構成3パターン
※撮影、イラストレーション費用は別途必要
パッケージデザイン相談所:総額 15万円・ディレクション費用・商品裏面の表記・構成2パターン・デザイン制作後のWEB販売戦略ご提案 など
※包材費・印刷費用は別途必要

■②ある程度作りたいイメージを基に具現化することが得意なデザイナー

参考価格作業範囲に含まれるもの
C社:30万円~・箱/ダンボールの基本料金
※パック料金、ロイヤリティーは別途費用が必要
D社:15万円・箱の基本料金・修正作業費用・構成2パターン
※印刷、イラスト費用は別途必要

選び方のポイント① デザインテイスト・クオリティ・デザイン権利

自分のブランドや商品のイメージに合ったデザインテイストとクオリティを持つデザイナーを選びましょう。

デザイン会社のHPに掲載された実績集やポートフォリオを確認し、問い合わせで追加情報を取得できます。

作品レベルにバラツキがある場合、予算によってクオリティが左右されている可能性も。そのため、担当者が変わることによってクオリティが下がるリスクも考えられます。

また、デザイン権利や販売後の調整、転用についてデザイナーの了解を得られるかも重要です。

選び方のポイント② コミュニケーションの相性・提案力

デザイン以外の部分では、デザイナーとのコミュニケーションの相性も重要です。

自己主張が強すぎず、依頼者の要望を適切にヒアリングしてくれるデザイナーを選ぶことが大切。

初回面会時には雑談も交え、担当者の性格や雰囲気を感じ取りましょう。

初めての依頼や全く新しい視点の依頼には、初回提案時に2〜3パターンの提案があると理想的です。

提案力とコミュニケーション能力に優れたデザイナーを選ぶことで、より良いデザインが生まれます。

選び方のポイント③ 料金・納期

予算内で納期を守ってくれるデザイナーを選びましょう。

新商品のローンチスケジュールに合わせて、設定した納期から1〜2ヶ月余裕を持たせ、デザイナーのスケジュールが間に合うか確認します。

ただし、納期を守るだけでなくデザイン品質も重要です。デザインの成果物と料金のバランスについて費用対効果を評価しましょう。

デザイン会社の規模や地域によって費用相場が異なるため、3社ほど見積もりを取るとわかりやすく、おすすめです。

商品魅力を引き出すパッケージデザインの依頼は【パッケージデザイン相談所】へ

商品の特長やブランドイメージを最大限に反映するためには、専門的なデザインと信頼できるデザイナーとの連携が重要といえるでしょう。
【パッケージデザイン相談所】は、お客様のビジョンを実現するために、丁寧なヒアリングと高いデザインクオリティでサポートいたします。お問い合わせをお待ちしております!